突然のヒザ受傷その日は突然やってきました。大学時代に空手系の体育会に所属していた私は、全日本学生大会の1週間前にヒザを強打しました。
「ブチッ!」という音とともにヒザが腫れてきましたが、共に練習してきた仲間たちとともに団体戦に出たい一心で病院にも行かず、痛みをこらえて大会に出場しました。
大会後、後十字靭帯を損傷していたことがわかりました。馬鹿なことをしていたものです・・・
ヒザとの憂鬱な付き合い
それからの日々、このヒザのために私の生活は憂鬱なものとなりました。
私は中学時代より登山やサイクリングに熱中し、部活動以外にも身体を動かすことばかりでしたが、その日以来は常にヒザのことを心配しなくてはならなくなりました。
いくつかの病院や接骨院にも通いましたが、通り一辺倒のことをするだけで、大した改善もみられませんでした。
鍼との出会い
そんな私のヒザに陽がさしたのは鍼治療と出会ってからでした。
それまで、10分も走ればこわばっていたヒザが、フルマラソンやトライアスロンも可能となるまで回復したのです。
私は鍼治療の道に入り、スポーツ障害の治療に師匠のもとで修行させて
いただきました。
そのときに通勤・通学手段を全て人力に変え過酷な環境を作り、自らを痛め、それを治療することで治療法を体得してきました。
靭帯や半月板の損傷、腰痛、肘、手首、指などの骨折、水泳肩・・・
これらの障害が私を育ててくれたのです。
科学的なもの、実感できるものを求めて
私はもとより理科が好きで、物理の理論や実験が好きでした。
鍼の世界に入ってからも科学的な裏付けを常に求めていました。
そのため、私は現代医学、体育科学、鍼灸学の3つを治療の科学的な基盤として考えています。
それらをもとに、自らの身体で吟味した治療法を皆様に提供したいと考えています。
天職と思って
これから日本は、未曾有の超高齢化社会を迎えます。
これからのシニアの方々が、痛みなく最期まで元気に歩けるように、また若い方々が痛みなく最大限の目標を達成し世界を支えられるように、より包括的、徹底的なケアを提供してゆきたいと思います。
これは、自らがヒザイタの患者であり、鍼灸学を体得し、現代医学や体育科学も学んできた私の天職と思っています。
経歴・資格
・東海大学大学院 工学研究科応用理学専攻 修了
・赤門鍼灸柔整専門学校卒業
(学園祭にて学術大賞受賞)
・筑波大学理療科教員養成施設 理療研修生
(スポーツ鍼灸の草分け 宮本俊和助教授に師事)
・筑波大学大学院体育総合実験棟トレーニングクリニック 鍼治療スタッフ
・東京健康科学専門学校 非常勤講師(東洋医学)
・日本陸上競技連盟 公認C級トレーナー
所属学会
・全日本鍼灸学会、日本体力医学会、日本臨床スポーツ医学会、
日本膝関節学会、日本ウォーキング学会、日本登山医学会
専門分野
・中高年登山者・ウォーカーにおける膝関節痛の鍼治療、リハビリテーション
活動実績
・登山者やウォーカーの膝痛調査や鍼治療、学会発表、
セルフケア講習会など
執筆・論文等
・スポーツ鍼灸の実際―最新の理論と実践 (専門書)
矢野は膝関節の章を執筆しています。
・ウォーキング大会参加者における運動器系愁訴とその対処に関する調査
(論文)ウォーキング大会参加者の方々の膝や腰の痛みについて調査した内容をまとめています。
・中高年登山者における運動器系愁訴の状況とその対処に関する調査
(論文)中高年登山者の方々の膝や腰の痛みについて調査した内容をまとめています。
・もう怖くないヒザの痛み (山と渓谷2005年7月号 特集)
中高年登山者の多くが悩まれる、膝へのセルフケア等についてまとめています。
※上記執筆は全て、恩師の筑波大学 宮本俊和准教授に監修頂いております。
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